ホームタウンを観光しよう! @RSL 2018

ソルトレイクシティ観光のポイント

【旅行日程】
○2018年8~9月 ソルトレイクシティをはじめとしたユタ州滞在は4泊5日
【主な移動手段】
○ダウンタウンはライトレール等公共交通機関による移動
○近郊、郊外、ボンネビル周辺はレンタカーによる移動

 今回はソルトレイクシティ1都市滞在でした。試合観戦はMLSレアル・ソルトレイクのみで、MLBはこの地にないため1試合分だけ。あとは市内や周辺を観光し、半日かけて西へ約200km先のボンネビル塩湖にも足を伸ばしてみました。
 ソルトレイクシティといえば、2002年冬季オリンピック開催地、そしてモルモン教の本部がある”宗教都市”として有名です。ユタ州の州都でもあります。街中はコンパクトで歩きやすく、1日もあれば観光できてしまいます。街を観光してみて、ストリートはとてもきれいな印象を持ちました。
 また、郊外はグレートソルトレイクという名の湖やボンネビル平原が広がり、白く平たい大平原の中をドライブすることができます。
 

ソルトレイクシティ・ダウンタウン

メイン・ストリート

 ダウンタウンのメインストリート。通りの名称そのものが「メインストリート」です。ライトレールが南北に走っていて、空港からのアクセスも大変便利。商業施設は、この通り沿いを中心として狭い範囲で集中しています。
 

 メインストリートはとてもきれいで、歩きやすかったです。治安の心配もありませんでした(夜間は歩いていません)。
 

 200サウス通りを歩いているところです。この先がメインストリートとの交差点です。正面に見えるビルがストリートで目立っていました。
 

シティ・クリーク・センター

 ダウンタウン唯一のショッピング施設、シティ・クリーク・センター。メインストリートを挟んで東西のブロックに分かれて店舗があり、ダウンタウンにあるのに大規模です。平日昼間に行ったためか、人通りはあまり多くありませんでした。夕方や週末になると増えるのかもしれません。
 

ソルトレイク寺院

 メインストリートを北に行った突き当たりにテンプル・スクエアがあり、その敷地内にソルトレイク寺院が堂々と立っています。敷地内やビジターセンターは信者でなくても入ることができます。
 

ビーハイブハウス

 19世紀頃のかつてのモルモン教指導者、ブリガム・ヤングの住んでいた家、だそうです。「ビーハイブ」とは「ミツバチの巣」という意味で、ユタ州の愛称が「ビーハイブ・ステイト」となっているくらい、勤勉なミツバチの巣が州の象徴となっています。ミツバチの巣が図案化されたものは、州道の標識デザインなど州の所々に見られます。
 

ユニオンパシフィック旧駅舎

 現在は駅舎として使用されていませんが、現役の施設として残っています。建物内では何かのイベントを行っていて、中には入れませんでした。なお、駅舎の裏側は、噴水がある自由広場に整備されていて、誰でも入れるようになっていました。
 

 旧駅舎を背に向けて、テンプル通りをダウンタウン方面に向いたときの写真です。
 

ユタ州会議事堂

 ダウンタウンから少し外れた小高い丘の上にユタ州会議事堂庁舎があります。ダウンタウンから歩いて行けます。
 

 建物の前にビーハイムのモニュメントがありました。
 

 庁舎の中に入れました。
 

 庁舎前からダウンタウンを見下ろします。
 

ダウンタウンのブルワリー

 戒律が厳しいモルモン教は、アルコール類が禁止。てっきり街中でアルコール類はほとんど飲めないと思っていたら、パブやブルワリー併設レストランがいくつもありました。300サウス通りあたり集中していますので、その近辺のホテルに宿泊すれば毎晩歩いて飲みに行けます。写真は、利用したお店の一つ、スクワッターズ・パブ(Squatters Pub)で注文した地ビール。
 

 スクワッターズ・パブ(Squatters Pub)の店内の様子です。気軽に利用できそうな雰囲気でした。
 

ソルトレイクシティ近郊

ライス・エクルズ・スタジアム

 2002年ソルトレイクシティ冬季五輪の開会式、閉会式の会場となったライス・エクルズ・スタジアム(Rice–Eccles Stadium)へは、ダウンタウンからライトレールを利用して行きました。「stadium」駅を下車してすぐのところにあります。
 

 ライス・エクルズ・スタジアムの入口エリアです。かつてはMLSレアル・ソルトレイクがホームスタジアムとしていました(リオ・ティント・スタジアムが完成する2008年の秋頃まで)。
 

 現在は大学アメフトのスタジアムとして利用されています。この日は柵越しに撮影するまででした。
 

ユタ自然史博物館

 ライス・エクルズ・スタジアムの少し先の丘の上にユタ自然史博物館があります。ここには別の日、レンタカーで訪れました。入館料は1人14.95ドル。
 

 自然史博物館前からダウンタウンを見下ろします。いい景色!
 

ソルトレイクシティ郊外・オリンピックパーク

オリンピック・パーク

 オリンピック・パークは、ダウンタウンから東へ約45kmのところにあります。レンタカーで約40分でした。
 

 オリンピック・パークにあるビジターセンターには、ちょっとした展示コーナーがあります。歴代のスキーウェア、メダル、パネルなどの展示、ウィンタースポーツに関連した体験型ゲームなどがありました。入場無料です。
 

 ソルトレイクシティの姉妹都市、松本市からの贈り物が解説プレート付きで展示されていました。
 

アトラクション体験

 ここには、体験型アトラクションがいろいろありました。その中で、スキージャンプをやっているかのようにワイヤーロープで下まで滑降する、というアトラクション「Extreme Zip」をやってみることにします。1人25ドル。
 ほか、ウェットにしたジャンプ台のランディングバーン(着地部分の坂)をチューブで滑り降りる、というのもありました。こちらは直接、ランディングバーンの勾配を体現することができます。
 

 ビジターセンターで申し込みをし、ジャンプ台付近に歩いて向かいます。丘の上までは2人乗りスキーリフトを利用します。
 

 ここが出発地点。案内看板によると、滑降長さは1434フィート(ft)(437m)、滑降速度は最高55mph(89kmk/h)、高低差は157ft(47m)、出発地点の標高は7332ft(2235m)、とのこと。前にはすでに15人程度並んでいて、滑降時に安全装具の確認をかなり厳重にやっていたので、50分ほど待ちました。
 

 こんな感じで滑降します。気持ちいい!
 

グレート・ソルトレイク湖一帯

グレート・ソルトレイク州立公園

 ダウンタウンから西へ向かいます。この日の目的地は、ダウンタウンから西へ約200km先にあるボンネビル・スピードウェイ付近。州間高速80号で向かっている途中、地図で「Great Salt Lake State Park」というのを見つけたので立ち寄ってみました。駐車料金は3ドル、付近はオートキャンプ場になっています。

州間高速道路80号線

 目的地の約半分を過ぎたあたりの州間高速80号沿いは、干上がった湖から生成されたと思われる自然塩がまるで積雪のように広がっていて、不思議な光景でした(写真左)。
 沿道には、大きな製塩工場?らしき施設がありました(写真右)。
 

ボンネビル・ソルトフラッツ

 ボンネビル・ソルトフラッツまでやってきました。写真は、州間高速80号のボンネビル・スピードウェイに行く出口手前にあるパーキングエリア。ここから湖面に立ち寄れます。
 夏季以外は湖に水があり、特に春季は湖面が鏡のように映り、「まるでウユニ塩湖のようだ」と評判です。しかし夏季は写真のように干上がり、一面が塩の大地となります。
 

ボンネビル・スピードウェイ

 州間高速80号の4番出口を出て右に行くと、ボンネビル・スピードウェイにたどり着きます。夏季の湖が干上がった8月、この現象を活かして、自動車、バイクのあらゆるカテゴリでスピードを競うレースが開催されます。レース開催時以外はただの干上がった湖となりますが、自由に走ってもいいようでした。

 湖面にはカラーコーンや、コースを示す青い線が敷かれていました(写真左)。ここでは、それほど台数は多くないものの、各々の車をぶっ飛ばしている光景が見られます。
 湖面は少し凹凸があるぐらいで、自動車の走行環境でいうと障害物は何もなく、実にフラットな路面となっていました(写真右)。
 

ウエスト・ウェンドバー(ネバダ州)

 ここまで来たら、もう10km先のウェンドバーという街にも行ってみましょう。州境を跨いだ途端、景色が一変します。
 ネバダ州の州境付近には、カジノ禁止の州からの客目当て?のようなカジノ施設があり、主要な州間高速道路だとそれが街にまで発展しています。この街自体はユタ州とネバダ州に跨がっていて、ユタ州側はウェンドバー、ネバダ州側はウエスト・ウェンドバーと呼ばれています。実はこの州境でタイムゾーンが変わり、1時間の時差があるので、州境を跨いでお互い50mしか離れていないファストフード店を往来してみるのも面白いかもしれません。
 

アンテロープ島州立公園

 ボンネビル平原、ウエスト・ウェンドバーから一気にソルトレイクシティ・ダウンタウンに戻り、今度はダウンタウンから北上し、アンテロープ島州立公園に行きます。ダウンタウンから島の入り口まで約60kmで、写真のように砂州のような地形上にある道路を渡って島に入りました。砂州道路となる手前に料金所があり、入場料として10ドルかかります。
 

 島を1周する道は整備されておらず、車で回れるのは島の北側だけです。とりあえずバッファロー・ポイントまで行ってみることにしました。
 

 野生動物、横断中! 群れが渡りきるまでのんびりと待ちます。
 


その1・・・スタジアム概要・周辺状況・外観 編
その2・・・スタジアム内部・試合のようす 編
その3・・・アクセス 編
ホームタウンを観光しよう!(ソルトレイクシティ及びグレートソルト湖編)