MLSレギュラーシーズンの全日程終了!

 11月9日でMLSのレギュラーシーズン(通常のリーグ戦に相当)が全日程終了し、あわせて上位クラブによるMLSカップ(プレーオフによる優勝決定戦に相当)の組み合わせが決定しました。

レギュラーシーズンの両地区最多ポイントはフィラデフフィア!

 9日をもって東地区、西地区ともレギュラーシーズンの全日程が終了し、順位が確定しました。

 順位表はこちら

 東地区の首位はフィラデルフィア西地区の首位はカンザスシティでした。カンザスシティは例年、上位にいるクラブなのである程度は想定どおりでしょう。一方、フィラデルフィアは最近上位を伺うようになっていましたが、強豪トロント、アトランタ、NY勢を押さえて首位でフィニッシュとなりました。個人的にはどちらもスタジアムで観戦したことがあるのでうれしいですね。

 しかも、フィラデルフィアは地区首位だけでなく、両地区の最多ポイントクラブに与えられる「サポーターズ・シールド」も初獲得。CONCACAFチャンピオンズリーグへの出場も初めて獲得しました。
 なお、今シーズンは消化試合数が概ね23試合で、中には18試合しか消化していないクラブがあるなど異なったまま消化試合数のままシーズンが終了したため、順位の決定方法は厳密には1試合あたりの勝ち点数(Points per Game、略してPPG)により決定されます。

MLSプレーオフの組み合わせも決定! 注目クラブは?

 そして、MLSの年間チャンピオンを決定するMLSカップ(プレーオフ)の組み合わせも決定しました。

Audi 2020 MLS Cup Playoffs Bracket
 

MLS Official

 トーナメントの左側が西地区、右側が東地区で、決勝戦で東西クラブが対戦します。1回戦は各地区上位4クラブがホームで試合ができるアドバンテージがあります。
 MLSカップ(プレーオフ)では、レギュラーシーズンの上位クラブがしっかり勝ち上がってくる印象がありますので、今年の勝ち上がりもきっとそうなるのではないでしょうか。

 東地区からは、順当に東1位フィラデルフィア、東2位トロントが勝ち上がると予想します。フィラデルフィアが優勝した場合は初となります。気になる存在は東3位コロンバス。来シーズンから新スタジアムに移転しますので、最後となるホームスタジアムで有終の美を飾りたいところでしょう。
 西地区からは、シーズン上位から西1位カンザスシティ、同2位ポートランド、同3位シアトルの順となりますが、どこが上がってくるのか全く分かりません・・・。ポートランドはコロナ禍での特別大会「MLS in Back Tournament」で優勝していますので、MLSカップも獲るかもしれません。注目は西4位のミネソタ。2017年のMLS参入以来、昨年初めてプレーオフに進出。今年も上位となる4位でフィニッシュしました。ミネソタも優勝すれば初優勝です。また、西7位のロサンゼルスFCも有名選手揃いで気になる存在。1回戦のシアトルをアウェイで破れば、そのまま勢いがつくかもしれません。

 MLSカップの予定は11月20日に開幕、12月12日に決勝戦となっています。一旦、11月12日にアメリカ代表の国際親善試合ウェールズ戦を間に挟んでの開幕となります。