MLS所属の久保と遠藤の日本人対決、実現せず・・・
2020年シーズンのMLSに所属する日本人選手は2人。日本人同士の対決の機会が来ましたが、惜しくも実現しませんでした。
MLSで日本人対決実現せず…FW久保裕也はフル出場で奮闘もトロントに敗戦
出典:ゲキサカ
2020年シーズンのMLSには、今のところ2人の日本人選手が所属しています。
1人は、トロントFCの遠藤翼選手。プロ選手としてのキャリアは当初からMLSで、ドラフト1巡目でトロントFCに指名されて2016年に加入。2017年シーズンまで所属していて、一度MLS所属ではなくなりましたが、2020年に再びトロントFCと契約しました。
そしてもう1人は、2020年、新たにFCシンシナティに加入した久保裕也選手。J2京都でキャリアスタートし、スイス、ベルギー、ドイツの各トップリーグを経て、日本人選手初の特別指定選手(年俸総額の上限のない契約。いわゆるベッカム・ルール)として加入してきました。久保選手の方は、欧州リーグのニュースなどで耳にする機会が多い選手です。
もう10月ですが、トロントとシンシナティの対戦は10月11日の試合が初めて。コロナ禍により実施した特別トーナメント大会@フロリダ(グループリーグはレグラーシーズンの試合にカウントされる)においても対戦はありませんでした。
気になる2人の出場動向は、久保選手は先発出場、遠藤選手はベンチスタートで途中出場ならず・・・。結果として、日本人同士、試合で同じピッチに立つことはありませんでした。
久保選手はこの日の対戦を含めて、17試合中14試合が先発出場、うち7試合がフル出場。先発出場でない3試合もすべて途中出場していて、いわばチームの大黒柱的存在。
一方の遠藤選手、開幕戦に先発出場を果たすなど序盤は出場時間が多かったのですが、徐々に出場機会を減らしていきます。この日の対戦を含めると17試合中、先発3試合、ベンチスタートの途中出場が8試合、ベンチスタートで出場なしが6試合。ベンチ入りはしていますが、ここ最近は長い時間の出場機会がありません。
終わり間際の出場は割とあるので、数分でもでれば「同じピッチに建つ」ことはできました。でも今度は先発出場同士で見てみたいですね。
なお、今後の対戦の機会ですが、今年のレギュラーシーズンは変則開催のため、発表されているスケジュール上では両チームの対戦はありません。
また、MLSカップ・プレーオフ(トーナメント方式の優勝決定戦)進出による対戦の可能性ですが、遠藤選手所属のトロントFCは東地区1位の位置にいてすでに進出を決めているものの、久保選手所属のシンシナティは東地区の下位から2番目と低迷しており、MLSカップ・プレーオフ進出の可能性は低そうです。